糸にふんわりとした風合いや弾力性、伸縮性をもたせる仮撚加工を行っています。
弾力性や伸縮性が極めて低い低捲縮糸から極めて高いストレッチ糸まで、さまざまな特性をもつ糸の加工が可能です。

生産された加工糸は抽出されたものだけではなく、すべての製品が検査されています。検査を行うのは熟練した検査員です。
万が一不良品が発見された場合には、その編地から生産加工機上で起こっているトラブルを判断し、生産現場に即フィードバック。トラブルを出さない、未然に防ぐ体制づくりに努めています。

関連会社であるカワボウテキスタイル株式会社が弊社の揖斐工場として撚糸部門を担っています。
さまざまな撚糸機を備え、糸の特性にあわせた加工を得意としています。

世界でも希少なカットスラブ機を導入し、カットスラブ糸やグラデーションミックスといった、今までにない加工糸を生産しています。製造を担うのは世界の各業界から注目を集める、独自に改造した最新鋭の機械です。
生産された糸は自動車シートやホース、イス張り、パーテーション、ロールスクリーン、カーテン、衣料などに利用されています。

生産された糸を使って、織機や整経機で生地を製造しています。素材の特性を熟知したプロが研究を重ねながら新たな可能性を追い続け、時代が求める付加価値の高い織物生地を生産しています。

使用する織機は2021年に導入したレピア式織機と、40年以上稼働するプロジェクタイル式織機の2種類。産業用資材分野で活躍するレピア式織機は、新型機であり高い生産性が特長。プロジェクタイル式織機は古い機械ですが、太い糸から細い糸までどのような糸でも織ることができる優れものです。糸の特性やお客様のニーズにあわせ、新旧２つの織機の良さを引き出しながら生産しています。

毛織物産業で有名な愛知県の尾州地方とともに歴史を歩み、業界をリードしてきました。
現在はFUKUHARA社製の丸編機（ダブルコンピュータージャガード機）を使用し、自動車シート地などの資材を中心に生産。自社素材や新規商品の開発を自動車シートメーカーとともに進めています。

また、デザインから柄出し、編み上がりまですべてコンピュータを利用した「自動柄出しシステム」を導入。入力したデザインデータがそのまま柄になって仕上がる即時性を活かし、常に変化し続けるニーズにより早く、より確実に対応できる製品づくりを行っています。